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May 12, 2006

サンキューニーバ

ずーっと迷っていたのだが、ついに決心して、車を1台手放した。

年式不明、型式も不明のラーダ・ニーバ。
旧ソ連製で四輪駆動。
説明書の表紙には「マイナス20℃でもエンジンかかります」と書いてあった。その本気さはとてもうれしいけれど、ハンドルは信じられないぐらい重くて、灰皿は考えられないぐらい遠くて、後ろは広いのに荷室のドアが上から半分までしかないから荷物はものすごく上まで持ち上げないと入れられなくて、ドアを跳ね上げて苦労して重いものを持ち上げながらこんなことマイナス20℃でやってたらぜったい死ぬよなと思うぐらい大変で、だけどとても丈夫で故障なんてしたことないなんてことももちろんなくて、プラス20℃の清々しい日にエンジンかからなきゃ意味ないだろとつっこむこと度々で、すごく優秀な車かというと、どこをとってもダメな車だった。
でも走ると楽しい。見かけによらずスピードだって必要なだけちゃんと出る。
何よりもその佇まいが、どこまでもどこまでも力が抜けていて、どの部分のかたちも、質感も、ぜんぶがいい。そんな車はなかなかない。手に入れてから今までのあいだに友達が3人ニーバを買った。そのぐらい、見たらだれもが好きになるうれしい車。ほんとうにほんとうに好きな車だった。
子供のころ「カーグラフィック」に載っていた新車の広告を見てすぐ好きになって、大人になってからすごくさがしたわけでもないのにちゃんと手に入ったソウルメイトの1台。
持っていたい理由はたくさんあるけど、手放す理由はほんの少し、でも、しかし、決心して手放した。
長いあいだサンキューニーバ。さよなら。

P1010002_1

 

11:08 PM | 固定リンク | トラックバック

May 03, 2006

連続

ある日、仕事で足かけ3日で浜松と名古屋に行った。
まず浜松に行って、泊まって、仕事をして、昼ごはんを食べて、その足で今度は名古屋に行って、晩ごはんを食べて、泊まって、仕事をして、帰って来た。

浜松での仕事の打ち合わせを東京でしていた時に、相手の方が「昼ごはんはどうしましょう。こちらとしてはやっぱりここはぜひうなぎを食べてもらおうと思っているのですが」とおっしゃってくださった。ああそらもう食べさせていただきます。浜松といえばうなぎです。なんの異存もありませんどうぞよろしくお願いします、というやりとりの結果、当日仕事を終えて行った大きな店では、ごついうな重がおれを待っていた。くー、うなぎはうまいぜ。うなぎ最高。
名古屋の仕事相手の方は、やっぱり東京で諸々の詰めの話をしていた時に「ところで到着した日の晩ごはんですが、名古屋といえばひつまぶしの本場ですので、ここはやっぱりぜひともひつまぶしをめしあがっていただこうかと」とおっしゃった。ああもう本場のひつまぶしはほんとに素晴らしいですね。そらめしあがりますとも。名古屋といえばひつまぶしです。なんの異存もありませんどうぞよろしくお願いします、というやりとりの結果、浜松から移動してきた後の晩ごはんは、山盛りのひつまぶしがおれを待っていた。まずはそのままで、2杯目は薬味をのせて、3杯目は当然ダシを注いで、4杯目でまたそのままに戻って、5杯目はまた...。

1日で2回、昼と夜連続うなぎ。こんな贅沢していいんだろうか。次の日はテカテカしてたかもしれない。
こんな日はきっと二度とない。

Kicx0905
こっちは浜松のうなぎ。
中にも蒲焼きが入ってるんだぜ。

2食連続うなぎでさすがにちょっと、ということは自分でも不思議なぐらいぜんぜんまったくなくて、2食連続という事実がうれしすぎて盛り上がりすぎて、ひつまぶしは写真すら撮ってなかった。二度とないと思ってたのに。

09:15 PM | 固定リンク | トラックバック

May 12, 2006

サンキューニーバ

ずーっと迷っていたのだが、ついに決心して、車を1台手放した。

年式不明、型式も不明のラーダ・ニーバ。
旧ソ連製で四輪駆動。
説明書の表紙には「マイナス20℃でもエンジンかかります」と書いてあった。その本気さはとてもうれしいけれど、ハンドルは信じられないぐらい重くて、灰皿は考えられないぐらい遠くて、後ろは広いのに荷室のドアが上から半分までしかないから荷物はものすごく上まで持ち上げないと入れられなくて、ドアを跳ね上げて苦労して重いものを持ち上げながらこんなことマイナス20℃でやってたらぜったい死ぬよなと思うぐらい大変で、だけどとても丈夫で故障なんてしたことないなんてことももちろんなくて、プラス20℃の清々しい日にエンジンかからなきゃ意味ないだろとつっこむこと度々で、すごく優秀な車かというと、どこをとってもダメな車だった。
でも走ると楽しい。見かけによらずスピードだって必要なだけちゃんと出る。
何よりもその佇まいが、どこまでもどこまでも力が抜けていて、どの部分のかたちも、質感も、ぜんぶがいい。そんな車はなかなかない。手に入れてから今までのあいだに友達が3人ニーバを買った。そのぐらい、見たらだれもが好きになるうれしい車。ほんとうにほんとうに好きな車だった。
子供のころ「カーグラフィック」に載っていた新車の広告を見てすぐ好きになって、大人になってからすごくさがしたわけでもないのにちゃんと手に入ったソウルメイトの1台。
持っていたい理由はたくさんあるけど、手放す理由はほんの少し、でも、しかし、決心して手放した。
長いあいだサンキューニーバ。さよなら。

P1010002_1

 

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May 03, 2006

連続

ある日、仕事で足かけ3日で浜松と名古屋に行った。
まず浜松に行って、泊まって、仕事をして、昼ごはんを食べて、その足で今度は名古屋に行って、晩ごはんを食べて、泊まって、仕事をして、帰って来た。

浜松での仕事の打ち合わせを東京でしていた時に、相手の方が「昼ごはんはどうしましょう。こちらとしてはやっぱりここはぜひうなぎを食べてもらおうと思っているのですが」とおっしゃってくださった。ああそらもう食べさせていただきます。浜松といえばうなぎです。なんの異存もありませんどうぞよろしくお願いします、というやりとりの結果、当日仕事を終えて行った大きな店では、ごついうな重がおれを待っていた。くー、うなぎはうまいぜ。うなぎ最高。
名古屋の仕事相手の方は、やっぱり東京で諸々の詰めの話をしていた時に「ところで到着した日の晩ごはんですが、名古屋といえばひつまぶしの本場ですので、ここはやっぱりぜひともひつまぶしをめしあがっていただこうかと」とおっしゃった。ああもう本場のひつまぶしはほんとに素晴らしいですね。そらめしあがりますとも。名古屋といえばひつまぶしです。なんの異存もありませんどうぞよろしくお願いします、というやりとりの結果、浜松から移動してきた後の晩ごはんは、山盛りのひつまぶしがおれを待っていた。まずはそのままで、2杯目は薬味をのせて、3杯目は当然ダシを注いで、4杯目でまたそのままに戻って、5杯目はまた...。

1日で2回、昼と夜連続うなぎ。こんな贅沢していいんだろうか。次の日はテカテカしてたかもしれない。
こんな日はきっと二度とない。

Kicx0905
こっちは浜松のうなぎ。
中にも蒲焼きが入ってるんだぜ。

2食連続うなぎでさすがにちょっと、ということは自分でも不思議なぐらいぜんぜんまったくなくて、2食連続という事実がうれしすぎて盛り上がりすぎて、ひつまぶしは写真すら撮ってなかった。二度とないと思ってたのに。

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